CMについて・・・

最近、TVのCMで一般消費者には、馴染みのないものが増えてきました。
  これらはブランディング型CMと言われ、広く自社の事を知ってもらうためです。下記にまとめてみました。

 

1. 企業価値の向上(非財務情報の発信)


• 東証(東京証券取引所)は近年、財務情報だけでなく「サステナビリティ」「人的資本」「ガバナンス」などの非財務情報の開示を重視しています。特にプライム市場に上場する企業に対して「資本効率の改善」と「企業価値向上」を強く促すものです。
• CMはその一環として、企業の理念や社会的貢献を広く伝える手段になっています。

2. コーポレートガバナンス・コードの影響


• 東証が定めるガバナンス・コードでは、「ステークホルダーとの適切な協働」が求められています。
• CMは、株主・顧客・地域社会・従業員などへのメッセージとして機能し、企業の透明性や信頼性を高める役割を果たします。

※東証とは・・・東京証券取引所の事で国内最大規模の証券取引所。上場企業は約4.000社以上であり、その平均取引金額は1日3兆円を超えている。ちなみに、日本全体の株式会社数は約248万社なので、上場企業はそのうちの約0.2%以下しかありません。つまり、上場することはかなり狭き門なのでそれだけで企業価値が上がります。

3.的資本の開示と採用強化


• 上場企業は人的資本(人材育成・働き方・多様性など)の情報開示が求められており、CMを通じて「働きがいのある企業」であることをアピールする動きが強まっています。

 

4. ESG投資への対応


• 環境(E)・社会(S)・ガバナンス(G)を重視する投資家が増えており、CMはその価値観に沿った企業姿勢を示す場にもなっています。

つまり、CMは単なる広告ではなく、企業の信頼性・将来性・社会的責任を示す“広報戦略”の一部として、東証の方針や投資家の期待に応える役割を担っているのです。

 

最近、CMが放映されている企業を確認してみましょう。

 

 


2025年10月19日